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第12章 番外編：美雪side　4

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「幸せ…」

「何が?」

あたしたちは、裸のまま抱き合っていた。
あたしにとってそれだけでも、幸せなことだった。

ただのえっちで終了じゃなくて、最後までこうやって愛し尽くしてくれる人。


「今だよ…」

ちょっとだけ恥ずかしい気持ちに浸る。

でも、彼は笑いながら

「俺も…幸せだなぁ…」


と一言こぼした。

そして、キスを何度も何度も交わした。


「もう…人を愛せないかも」

「…どういうこと?」



「…あーもぉ緑以上に愛せる人がいないってこと!察してよ!!」


無言になった二人は赤面していた。


「俺も…」


そう言って二人で目を閉じた。




そのあと見た夢がどれだけ幸せだったことか。


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「結婚しような」

「うん…!」







番外編　END