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第4章 向日葵

「学校から取ってきてくれたんだって」



山城美雪は、小中と一緒だった。今も親友だ。



向日葵はその時の私の背丈より大きくて、花の大きさは私の顔より大きい。正直よく持ってきたな、と思うほどだ。



暖かいビタミンカラーの一つ、黄色。



明るくてキラキラしてて、大好きな花の一つだった。



「さっき、看護師さんにちょっと叱られちゃった」



てへって言いながら笑いかける母。



そんな暖かい母と私の性格は真逆だった。