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治してあげます
第4章 向日葵
少しすると、美雪と何人か後ろから男性がきた。川崎先生以外の男性の先生を見たのは初めてだった。イケメンな男性ばかりだからやっぱり患者は殆どが女性のようだ。
対応には慣れていそうだった。
「ごめんね。重たいでしょ?」
普通に話しかけてきたのは、黒髪の男性。背はスラリと高くて、目は少しつり目。少し、艶やかな雰囲気を出しているのに川崎先生よりキッチリカッチリしていなかった。
「あ、大丈夫です。ちょっと熱いですけど…」
「あははっ!!やっぱりぃ?」
少しお腹を抱えて笑うと後ろからダンディーな男性が黒髪の男性の背中をパシンと叩いた。