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近づきたい
第10章 二人の日
少し体が落ち着いて、よし先輩と食事に出かけた。
お昼がイタリアンだったから、夜は和食にしようと、よし先輩が美味しいという定食屋さんに連れて行ってくれた。
食事後、コンビニで飲み物を買って、よし先輩の家に戻る。この前と同じように朝食に食べる物を一緒に買った。
長い時間、一緒にいれることは嬉しいけど…いろいろなことを考えると、ちょっとだけ不安もある。
このまま一緒にいても大丈夫かな?
「瑞穂、何か飲む?」
冷蔵庫を覗きながら、よし先輩が私に笑いかける。
「うん。買ってきたアイスティー飲もうかな。」
「了解。」
自分用のビールと私のアイスティーを持って、私の隣りによし先輩が座る。
「ちょっとだけ飲んでもいい?」
「うん。」
私の不安な気持ちなんて、きっと気づいてないよね。そう思いながら、ビールのプルタブを開けて、口をつけたよし先輩を見つめた。
「ん?」
ビールを飲みながら、自分を見つめる私に気づいたみたい。
フフっと笑って、ビールを飲んだまま私の頭を撫でた。
あっ、この手…私の好きなよし先輩の大きな手。
ビールを飲む喉仏は今日も素敵だな。
「瑞穂はずっとオレのこと見てるな。」
「えっ?」
「6年前も春の時も瑞穂はずっとオレを見てただろ?ちゃんとわかってたよ。」
真っ直ぐ私を見るよし先輩。きっと私も今のよし先輩と同じように見ていたんだろうな。
お昼がイタリアンだったから、夜は和食にしようと、よし先輩が美味しいという定食屋さんに連れて行ってくれた。
食事後、コンビニで飲み物を買って、よし先輩の家に戻る。この前と同じように朝食に食べる物を一緒に買った。
長い時間、一緒にいれることは嬉しいけど…いろいろなことを考えると、ちょっとだけ不安もある。
このまま一緒にいても大丈夫かな?
「瑞穂、何か飲む?」
冷蔵庫を覗きながら、よし先輩が私に笑いかける。
「うん。買ってきたアイスティー飲もうかな。」
「了解。」
自分用のビールと私のアイスティーを持って、私の隣りによし先輩が座る。
「ちょっとだけ飲んでもいい?」
「うん。」
私の不安な気持ちなんて、きっと気づいてないよね。そう思いながら、ビールのプルタブを開けて、口をつけたよし先輩を見つめた。
「ん?」
ビールを飲みながら、自分を見つめる私に気づいたみたい。
フフっと笑って、ビールを飲んだまま私の頭を撫でた。
あっ、この手…私の好きなよし先輩の大きな手。
ビールを飲む喉仏は今日も素敵だな。
「瑞穂はずっとオレのこと見てるな。」
「えっ?」
「6年前も春の時も瑞穂はずっとオレを見てただろ?ちゃんとわかってたよ。」
真っ直ぐ私を見るよし先輩。きっと私も今のよし先輩と同じように見ていたんだろうな。