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第9章 彼女と過ごした時間

待ち合わせた駅に着くと、彼女は一組のカップルを見つけ、手を振りお辞儀をする。

振り返り、俺に手招きをして呼ぶ。
すっかり元気になった彼女はすっかり俺を雑に扱う。

「陽ちゃん！会社で仲良くしてもらってる
小野志織さんだよ」

そこには、予想に反して派手で露出度の高い女がいた。
彼女と仲良くと言うから、勝手に同じようなタイプの人だと思っていた。

みなみは至って普通の女だ。
世間的には、特別な美人でもないが普通に可愛いと言われる部類だろう。

俺にとっては最高に可愛い女だけどな？

だけど志織って女は、髪の毛はほとんど金。
胸元が大きく開いた服に、かろうじて隠せる布しか使われていないスカートを履いていた。