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俺の愛した女
第13章 彼女の旦那の存在
あれから2週間ほど過ぎた。

今日は本当ならば彼女の部屋に初めてのお泊りの日だった。
彼女からの連絡はない。
俺からの連絡もしていない。

少し考えさせてくれと言ったままだ。

「情けねぇなぁ…」
「本当だったら今頃お泊り…」男の俺が、お泊りと言う。
それは彼女がやたらと頭に、おを着けるからだろう。

皿を取ってと言うと、お皿と言い直させられた。

彼女曰く、物を乗せてくれる皿に敬意を示しているらしい。
だから当然、お箸、お鍋、お茶碗…
おコップとは言ってなかったな、まったくいい加減な持論を展開する女だ。

そんなことを考えながら、彼女とのことを思い出していた。
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