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俺の愛した女
第17章 彼女の決断
「陽ちゃん
私ここに居てもいいの?」彼女がポツリと言った。

「当たり前だろ?余計な心配しないで寝るぞ」俺は答える。

「ありがとう
私はきっと世界一幸せ者だよ!」と、笑顔で言う。

続けて、
「何があってもずっと愛してるって信じてね?」
と、続けた。

「当たり前のことばかり言うなよ」彼女の髪をグチャグチャと撫で回した。

「ヤダー止めてよー」お返しだよと、両耳を引っ張る彼女。

さすが、倍返しだ…

先ほどの不穏な空気は消えて、俺達は手を繋いで眠りについた。

それからも、彼女はここに居て俺との生活を楽しんでいた。

今日も彼女の待つ部屋に帰る。

「ただいまーみなみー?」

いつもならすっ飛んで来るのにな…

「みなみー?」

食事も用意されている。灯りもついている。
だけど…
彼女の姿は部屋のどこにもなかった…
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