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俺の愛した女
第18章 俺の日常
それからの俺の日常は、実に機械的だった。

朝起きて、仕事をして、家に帰り寝る。
特に趣味もなければ、寄りたい所もない。

彼女に出会う前の生活に戻りつつあった。

違うことと言えば、職場も住まいも携帯の番号も変わったことだろうか?

いや
そんなのは、取るに足らないことだ。
どこにでもある普通の出来事だろう。

…彼女の存在がない。

これは、ライフ0に匹敵するぐらいの大ダメージだった。

いくら待っても望んでも彼女から電話もメールも届かない。
俺からかけても繋がらない。

正確に言うと、今この部屋には彼女が残したスマホがあるからだ。
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