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第3章 彼女の事情

とりあえず、彼女が出かけやすい平日に会うことにした。
仕事を前倒しに終わらせて、使っていなかった有休を使う。

早朝から高速を使って彼女のいる街へと車を走らせる。

彼女から、俺の顔が見たいから写メして？と言われて、
自分なりに何度も撮り直してまあまあ納得がいくものを送信した。

彼女からは
「こんなにカッコイイ人は私のことなんて好きにならないよ」と、自虐的なお褒めの言葉をいただいた。


彼女の顔は当日のお楽しみと拒否された。
先に見たら、ドタキャンされちゃうからと、これまた自虐的なお断りをいただいた。


本当に俺の愛をなめてる女だ！