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俺の愛した女
第5章 秘密の恋愛
その店を後にして、彼女を駅まで送る。

駅まで送ればいいのに離れたくない。彼女の帰る時間は決まっている。

わかってるよ…でも離れ難い…

俺は必要ないのに彼女と待ち合わせした時に使ったコインパーキングに車を入れる。
不思議そうに俺を見る彼女の瞳と俺の瞳がぶつかった時、
俺はまた彼女の唇に唇を重ねていた。

俺は彼女に嫌われたくない、嫌われるのは怖い。


だけど、彼女を求めるこの気持ちが抑えられない。
だって彼女は目の前に居る…


またしても彼女の口内を荒々しく犯すようなキスに、
彼女は甘い吐息を漏らし始める。

いつしか彼女は俺にしがみついて、同じように俺の口内を優しく刺激し始めた。
お互い口から溢れるものを気にすることなく、別れを惜しむかのように激しく唇を貪りあった。
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