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第7章 俺と彼女の変化

彼女がいなくなった部屋は、ものすごく寂しかった。

無気力状態になった俺は敷きっ放しにしてあった布団に倒れ込む。
彼女が使った枕から彼女の匂いがする。
彼女が愛用している香水の甘い匂いが俺の涙腺をまたも壊す。


いつの間にか眠ってしまったようだった。気がつけば夜中になっていた。
彼女からは無事についたとメールが入っていた。

旦那の元に帰った彼女に返信する気持ちになれなかった。
ボーっと天井を見ながら彼女との時間を思い出す。

一緒に食事をして、彼女が泣いて…
そう言えば彼女が胸の内をあんなに感情的に打ち明けるのは初めてだな…
彼女はもっと何かを溜め込んでいるのかもしれない。