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俺の愛した女
第8章 彼女の訪問
翌朝目を覚ますと、朝食の用意がしてあった。
昨日の不安も何処かへ吹っ飛び、その光景に感動していた。
みなみがいて、俺のために朝食を作ってくれた!
「陽ちゃん頭の中身が丸見えよ?
勝手に食材使っちゃってごめんね」
頭の中身が見えたら重病だ。
そんな突っ込みを思いながら、彼女の作ってくれた朝食を食べる。
「すげぇ…ただのパンが高級食材に変身してる」
「陽ちゃんそれチーズのせた普通の食パンだよ」
彼女の呆れた顔など気にすることなく、パンとサラダを平らげた。
連休にやろうとしていた洗濯も全て終わっている。
突然の訪問だったため、気が付けば部屋は普通に散らかっている。