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大きな瞳に映るのは
第17章 心臓の音



ゆっくりと遙が腰を進める。
遙も息を切らしている。


「 んぅ … い、 」


痛みと圧迫感による苦しさから
思わず涙が零れた。



『 … は、音夢 』



息を切らした遙が私を呼んだかと思うと
私に覆いかぶさり優しく右手で涙を拭いた。



「 ぁ … 、はっ る 」


苦しさのあまり呼吸が浅くなる。
それに遙も気が付いたようで私の髪を優しく撫でた。



『 … 全部 、入ったよ 』


優しく私を見つめ、そう囁く。
言い終わった後に遙がゴクリと息をのんだのがわかった。

私も へらっ と微笑み返す。


『 っ … 苦しい? 』


心配そうに首をかしげながら聞いてくる。


「 ふぅ … だいじょ、ぶ 」


大きく息を吐き落ち着くように言葉にする。
ジンジンとする結合部からは、遙の熱が伝わってくる。

遙は、私が苦しいのを理解してか
自身を深く埋め込んだまま動きを止めている。

その代わりか、私を力いっぱい抱き締めている。



『 … 動いて、いい? 』


私の膣内に埋め込まれたソレが
ビクンと波打つのが感じ取れた。


コクリ、と頷く。


遙はゆっくりとソレを引き抜くように
腰を引いた。

そしてある程度まで引くと
再び膣内へと進める。


「 んはっ … はっ 」


やはり太く大きなソレの侵入は
苦しいものがあった。
しかし遙を受け入れたい一心で
呼吸を整え身体の力を抜くことに専念した。


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