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大きな瞳に映るのは
第18章 罪悪感

「 … っ 」
浴室へ入る寸前、
チラリと洗面台の鏡に目を向けた。
思わずソレを見て息を飲む。
先ほど付けたであろう首筋の痕は
濃く、凄まじい存在感を放っている。
それだけではない。
鎖骨、胸、横腹
至る所に遙が付けた痕が
しっかりと残っていた。
( … うわ )
嬉しさと驚きと焦りが同時に沸き立つ。
シャワーを浴びるために
浴室へ入ると全身が映し出された。
太股や腕にまで痕が付いている。
思わずその痕を鏡越しではなく直視する。
( … これはまた大胆にも )
月曜日から、どう隠せばいいんだ。
そんなことで頭がいっぱいになる。
それよりなにより
秘部から感じ取れる痛みに
愛し合った記憶がフラッシュバックする。
身体が熱を帯びる。
焦り、ぬるま湯で汗ばんだ身体を洗う。

