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ガーディスト~君ヲ守ル~
第9章 希望と絶望
「ねぇ、ゆーじは社長の別荘に行ったことあるの?」

"つばき"は隣に座っている祐司に話しかけた。


「あぁ」

「そうなんだ! どんな所?」

「行けばわかる」

そう言って、祐司は優しい眼差しを"つばき"に向けた。


(良かった…いつもの穏やかなゆーじだ)

"つばき"はホッとする。


(だけど…)


さっきの黒い塊は一体なんだったんだろう…
すべてを終わらせるって、どういうこと?

聞きたいけど、聞いてはいけないような気がして、"つばき"は言葉を飲み込んだ。


(ゆーじ…何かを抱えてるの?
あたしはもっと、ゆーじのことが知りたいよ…)


こんなに近くにいるのに…遠い。



「…どうした?」

「え…」


気がつくと、祐司が心配そうに"つばき"の顔を見つめていた。


「不安にさせてすまない…」

「え…う、ううん、大丈夫だよ!」

「……俺が必ず、守るから」

「…っ…」


祐司の真っ直ぐな瞳にドキッとする"つばき"。


「う、うん…」


胸が激しく高鳴る。
"つばき"は恥ずかしくなって祐司から目をそらした。


そんな様子をバックミラーで見ていた圭吾は、フッと笑った。


「なんだ?」

護が怪訝な顔をする。


「さて、祐司くんはいつ気づくんでしょうね」

自分の気持ちに…。



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