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手探りな絶望
第3章 接近
何度か
遠慮していたけど
ちょっと強引な
俺の誘いに
のってくれた佐々木さんと
俺は
馴染みの洋食屋で
待ち合わせた
お互い車で
俺はまだ作業服
着替えたら
すぐに行くからと
場所を教えて
俺たちは別々に
洋食屋へと向かった
着替えを終え
俺は急いで洋食屋に向かうと
やはり先に着いていた
佐々木さんの車を駐車場で見つけた
なるべく近くに車を停めて
車の中の様子を
伺うと
佐々木さんは電話中
やや浮かない顔をしているのは…
俺の気のせいかな…
とりあえず
車から降りて
俺は佐々木さんの車の前を歩き
電話中の佐々木さんと
目があったところで
『先に入ってるから』
と、ジェスチャーをして
洋食屋の中に入った