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手探りな絶望
第5章 寺田
そして
俺は
コンビニから
戻ってきた彼女に
正直に相談をした



みんなと
風呂入ってる間
ひとりで
待ってるのが
いいのか

それとも



俺の部屋に
来るのが
いいのか



「ごめんね?
変なこと聞いて。

それに
部屋で待っててとか
ほんと
なんか
あれなんだけど

このまんまじゃ
出かけらんねーし…」



いい訳混じりに
俺は
彼女の顔色を伺った



「・・・・」



何か
ひとり言のような感じで
彼女が呟いたから

俺はまた
彼女の口元に
耳を近付けた



「ん?」



「あの・・」



彼女の
小さな声が

くすぐったい



「うん」




「電話・・してから
決めてもいいですか?」




また・・電話?

誰に・・電話?


そう思ったけど

俺は笑顔で
答えた




「もちろん」


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