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兄の狂気
第5章 愛 欲







「…感じてんのバレバレですよ、瞳さん…」


唇を重ねたまま、囁くように言われた言葉。


そして再び唇を塞がれ、舌が絡まる。


感じて生理的な涙が溢れて、
喘ぐ声にくぐもった泣き声が交じる。


さんざんキスで高められ、バスローブを脱いだ
哲平くんのモノを見て驚いた。


…お、お、お兄ちゃんのくらいおっきい…


…ううん。


お兄ちゃんのよりも…


と思ったのも束の間。


抱き起こされて、あたしの身体を抱き締めるようにして
バスローブを脱がされた。


上目遣いで見ると、ちゅ、と唇にキスを落とされる。


胸までバスローブを脱がされて
あたしの小さな胸を下から包み込む哲平くん。


「…て、哲平くん。小さいの…嫌?」


不安になって聞いてみると、
哲平くんの目があたしを捉える。


「…嫌なわけないでしょ。
瞳さんの胸だったら大きくても小さくても好きです」


その言葉にほ、とする。


「大きい方がいいんなら
俺が毎日揉んで大きくしてやるし」


「っ…」


「それに…瞳さんのここ。俺すげー好き…」


言いつつあたしの身体をベッドに押し倒し、
左側の胸の頂を口に含まれた時、
感じてビクッと身体を震わせてしまった。


「あっ…、いやっ…」


「…嫌ですか?瞳さん…」


「あっん…やじゃ、なっ…」


吐息が当たって、くすぐったい…


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