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夏の夜の終わりに。。。
第2章 悲劇
暫くして、穂香は、勉強道具、破れたパジャマを持って、部屋に戻った。

「あいつ、初めてだったんだ。」

布団に染み付いた、薄い赤い染みが、それを物語っていた。

グスッ…ヒクッ…

「お兄ちゃん?助けて!お兄ちゃん!!」

お兄ちゃんの携帯に電話してみた。

「お客様がおかけになった、電話番号は、電源が入っていないか、電波がとどかないか、お繋ぎ出来ません。」

冷たいアナウンスが流れていた。

「メールなら。。。」

≫お兄ちゃん?助けて!!お願いっ!!
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