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夏の夜の終わりに。。。
第19章 愁の記憶
(愁)「パパは?」
「ここにいるから。」

愁は、看護士に連れられて、ICUを出ていった。

(本田)「愁くんには、辛い、な。」
「はい。」
(本田)「じゃ、俺、また明日くるから。」

そう言って、出ていった。

コンコンッ…

さっきの看護士が、顔を出して、

(看護士)「先生が、お話があると。ここは、他の看護士もいるので。」

俺は、看護士の後について、歩いた。

(看護士)「あれから、もう6年近い?」
「はい。」
(看護士)「今回が、一番皆にとって、キツいかも、ね。」
「はい。」

無言のまま、診察室に入った。

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