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夏の夜の終わりに。。。
第19章 愁の記憶
(看護士)「あっ!愁くん、パパきたよ。」
(愁)「パパー!」

車椅子を降りて、小走りでくる。

「愁?ここは、病院だ。走ったら危ないだろ?」
(愁)「ごめんなさい。」

看護士に礼を言い、今日から愁が入る小児科の病棟へ行った。

(愁)「ねぇ、ママは?」
「…。」
(愁)「ねぇ、パパ?ママは?パパったら!」
「うるさいっ!」
(愁)「ふぇっ。うわぁーーーんっ!!パパの馬鹿!ママは、どこ?」
「ごめんな、怒鳴って悪かった。ごめんな。」

泣きじゃくる愁を抱いて、病棟へと向かった。

ベッドに座らせて、落ち着くのをまった。
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