この作品は18歳未満閲覧禁止です
夏の夜の終わりに。。。
第23章 卵のひび
一通り買うものを買って、帰るんだが、あれからずっと穂香の口が重くなった。
¨思い出してるのか?¨
帰宅後、愁と風呂に入った穂香は、リビングの窓からずっと外を眺めてた。
「穂香?」
(穂香)「はい。」
「なんか思い出した?」
首をふる。
(穂香)「焦らないで、気長に待ちます。あっ、これ、この間の…」
病院の中庭で撮った3人の写真。
この頃の穂香は、まだぎこちない笑いだったけど、今は、前みたいな笑顔だ。なによりも嬉しい。