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- RyuKa -(心をあげる リライト)
第13章 File - 003 - Your Secret
「何をしているのかしら? 私の部屋で」
社長……!
「こんな時間に夜景でも見に来たのかしら?」
……いい眺めですね。
「残念だけど、ここからの眺めは私だけのものなのよ」
……僕は。
「いいのよ、だいたい察しはついているわ。チョロチョロ嗅ぎ回っているのが居るとは思っていたのよ」
……何か嗅ぎ回られて困る事でも?
「あるに決まってるでしょう。企業なのよ……産業スパイとか、警戒しなきゃね」
僕がスパイだと?
「プロにしては警備SINのハッキングの手口が杜撰だったわよね」
傷つくなあ。
「ま、どうでもいいわ。泳がしていたのよ」
それで? 僕をどうします?