パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第3章 File - 002

マイカ：はい。現行バージョンのＳＩＮとは関係ありませんが、次世代、次々世代のＳＩＮには意識や記憶が機能として搭載されるはずです。その研究です。

リュカ：ですから僕の研究もマイカと同じ、将来的な研究なんです。


　なるほど。

　ですが、今のSINには意識はともかく、「記憶」はないのですか？
　ちゃんと物事を記憶しているように感じるのですが。

マイカ：今のは記憶ではなくて「記録」ですね。

リュカ：そう、少し違うんです。


　なるほど、興味深い。
　また後ほど詳しくお教えください。

　それでは最後にタクさん。どうぞ。


タ　ク：私は開発というか……技術屋ですね。ＳＩＮの言語チップ周りを担当してます。ですから現行バージョンのＳＩＮと関わっています。


　つまり、ＳＩＮの喋り言葉とか、そういうことですか？