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第15章 そして僕らは

　ああ、心をあげる。

　僕と君とが過ごした「思い出」を。
　ほら、楽にして……リラックスして……流れ込んで、溶け合って……まるであの日の僕らの様に。僕と君との心が……少しずつ……ゆっくりと……混じり合っていくだろう？



　ああ……あ、ああっ……



　「思い出した」かい？


　私……私……社長と一緒にビルから……


　ああ。舞香、君は死んだ。