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夢想姫の逃避録
第3章 大輪の花
「食べ終わったらさ、見せたいものがあるんだ。外出なきゃいけないから今は見せられないんだけど」
「見せたいもの……?なにー?」
緋奈はスプーンを口に咥えながらはてなマークを頭上に浮かべた。
「まぁ食べ終わったら見せてやるよ!絶対びっくりするからさ!」
「う、うん。わかった」
ユウガのテンションがやけに高めなのが気になったけども、緋奈はマイペースにフレンチトーストを口一杯に頬張らせ、よく味わった。
フレンチトースト美味しすぎる……また食べたい……美味しすぎて泣きそう……。
「フっ……緋奈の頬っぺたリスみたい(笑)」
「もぐっんぐっ!?」
本当に!? って驚いたつもりがモゴモゴしてしまった。
緋奈の両頬はフレンチトーストで詰まっていた。
勢い余って詰め込みすぎた……失敗。
「ゆっくりでいいからよく噛んで食べな?(笑)」
ユウガがおかしくって笑ってしまってる姿を見て、緋奈も自然と笑顔がこぼれた。
それから、大きく頷いた。
緋奈が欲しかった“普通の日常”。
ようやく手に入ったのが嬉しくて堪らなかった。
「見せたいもの……?なにー?」
緋奈はスプーンを口に咥えながらはてなマークを頭上に浮かべた。
「まぁ食べ終わったら見せてやるよ!絶対びっくりするからさ!」
「う、うん。わかった」
ユウガのテンションがやけに高めなのが気になったけども、緋奈はマイペースにフレンチトーストを口一杯に頬張らせ、よく味わった。
フレンチトースト美味しすぎる……また食べたい……美味しすぎて泣きそう……。
「フっ……緋奈の頬っぺたリスみたい(笑)」
「もぐっんぐっ!?」
本当に!? って驚いたつもりがモゴモゴしてしまった。
緋奈の両頬はフレンチトーストで詰まっていた。
勢い余って詰め込みすぎた……失敗。
「ゆっくりでいいからよく噛んで食べな?(笑)」
ユウガがおかしくって笑ってしまってる姿を見て、緋奈も自然と笑顔がこぼれた。
それから、大きく頷いた。
緋奈が欲しかった“普通の日常”。
ようやく手に入ったのが嬉しくて堪らなかった。