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eyes to me~ 私を見て
第46章 波乱のミュージックスタイル②
その時、楽屋がノックされた。
「あ、はい、どうぞ」
美名が返事をすると、ドアが開き、堺とペコが入って来たが、堺は何故か入り口でまた派手にひっくり返る。
「う――わ――っと」
大きな音と堺の叫びで、眠っていた志村と真理が目をバチっと開けた。
「堺さん……っ……だ、大丈夫ですか?」
美名が側に行き覗き込むと、堺は頭を押さえて苦笑しながら立ち上がる。
「すいません……何だか今日は嬉しくて、浮き足立ってしまって……」
「全く堺ちゃんってば~!今日は何度目よ!
……あ、初めまして!私、ポキノン編集部チーフの芝原七海と申します。本日は、ミュージックスタイルの出演おめでとうございます!」
ペコが手で堺の服の埃を払いながらお辞儀をした。