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eyes to me~ 私を見て
第10章 過去の恋との再会
「お化粧品は全部持って行って……あとパジャマと下着と~あっ……スコアも持って行かなくちゃ」
美名は、メゾネットタイプのアパートの部屋で、バッグに必要な物を詰め込んで行く。
(――冷蔵庫の中にある物も消費期限が切れる前に持って行って今夜お料理に使っちゃおう。
あとは大家さんに、しばらく留守する連絡をして……)
美名は、外で車の前で待つ綾波をちらりと見た。
目が合ってしまい、慌てて顔を逸らして冷蔵庫の中から野菜やら肉やらを出す。
昨日までは
『バイト時々路上ライブ、しばしば彼氏に振り回されてます』的な毎日だったのに……
人気バンドのマネージャーに見出だされて、しかも身体まで奪われて。
綾波は、アパートを引き払ってマンションに住め、と言ったが、美名は断った。
さっきまでの会話やアレコレを思い出すと、恥ずかしくて嬉しくてまた顔が熱くなってしまう。
美名は、メゾネットタイプのアパートの部屋で、バッグに必要な物を詰め込んで行く。
(――冷蔵庫の中にある物も消費期限が切れる前に持って行って今夜お料理に使っちゃおう。
あとは大家さんに、しばらく留守する連絡をして……)
美名は、外で車の前で待つ綾波をちらりと見た。
目が合ってしまい、慌てて顔を逸らして冷蔵庫の中から野菜やら肉やらを出す。
昨日までは
『バイト時々路上ライブ、しばしば彼氏に振り回されてます』的な毎日だったのに……
人気バンドのマネージャーに見出だされて、しかも身体まで奪われて。
綾波は、アパートを引き払ってマンションに住め、と言ったが、美名は断った。
さっきまでの会話やアレコレを思い出すと、恥ずかしくて嬉しくてまた顔が熱くなってしまう。