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第52章 サプライズパーティー

｢無駄口を叩いてる場合じゃないよ！二人が戻る前に準備しないと！｣
｢はっ！もうこんな時間か！やべっ｣

　真理は時計を見て急にせかせかと働き出した。
　由清が持ってきたシャンパンを冷蔵庫に運ぼうとしたその時、インターホンが鳴る。

『はあ――い！可愛いツバメちゃん達―！私よ――・わ・た・し』

　投げキッスをする志村が画面に映ると、由清は苦笑しながらロックを解除した。

｢んまあ！あなた達、頑張ったわね――！｣

　志村は大きな荷物を持って入って来て、飾られた花やバルーン、マカロンのピラミッドを見て頷く。

｢華やかで可愛くて素敵よ！電気を付けた瞬間に目に鮮やかな色彩がバーンと入ってきてインパクト大ね！
　それにこのスウィーツの薫りも乙女心を擽るわね――！｣