この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
eyes to me~ 私を見て
第54章 擦れ違う恋人たち



「美名ちゃん、大丈夫?」

 由清はへたり込んだままの美名に声をかけた。美名は僅かに笑って立とうとしたがよろけてしまい、それを素早く真理が支える。

「大丈夫かよ……会見の時には転ぶなよ?」
「う……うん」
「……っ」

 そのやり取りを見た綾波は無意識に拳を固めていた。
 智也がにこやかに笑い綾波の肩を叩く。

「そんな険しい顔をしてどうした、綾波」
「……智也」

 智也は肩を竦めると、はまじろうにまた耳打ちして、志村の側へ行く。

「志村さん……ちょっと向こうで……いいですか?」
「あらっ!なにかしら?愛の告白~?……だったら良いなって思ったのよ!冗談よ~オホホホホ」

 志村は智也の肩を叩いて朗らかに笑い、美名を見た。

「美名ちゃん、軽くメイク直した方がいいかもね……」
「彼が出来ますから、大丈夫ですよ」

 智也は、いつの間にメイクボックスを持ち待機しているはまじろうを見た。

/1955ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ