この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
eyes to me~ 私を見て
第59章 夢うつつのキス




 力を緩めたら何処かに浚われてしまいそうな気がした。強く強く抱き締めると、美名の身体がピクリと動く。

「んん……つ……よし……さん……」

 目を半開きし、綾波の姿を認めると、ニッコリと笑い、またカクンと眠りに堕ちた。
 大事な宝物を扱うように、その髪を指で撫でてキスをすると、自分の中で歯止めが利かなくなって行く。
 美名の気持ちがちゃんと固まるまで、触れてはならないーーという決心がもう崩れそうだ。
 二週間、側で見守った。美名が寂しがっているのを目にする度、着ぐるみを脱ぎ捨てて抱き締めたくなった。
 目の前で綾波を恋しがる姿を見ていても、それでも不安に思う自分が居た。
 今まで散々強引にしていたのに、一度距離を置いた途端に怖くなった。

 ――俺の様な人間が、思いのままに愛して良いのだろうか。
 と。

/1955ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ