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eyes to me~ 私を見て
第61章 プリキー大作戦



 応援団はライヴのポスターを作り、街中の店に声を掛けて店内に貼ってくれる様に頼んで回った。
 桃子とマイカも応援団の一員だ。
 桃子は次第に時計を気にし始めソワソワと落ち着きが無くなってきた。
 マイカは桃子の顔を覗き込み笑う。

「そろそろ、約束の時間でしょ?ダーリンと」
「う……うん」
「後はやっとくから行ってきな!久し振りなんでしょ?」
「マイカちゃん……ごめん、ありがとうね!」

 桃子はマイカに紙袋一杯のポスターを渡すと、はにかむ様に頬を赤らめて走って行った。

「存分にイチャイチャしておいで――!」

 マイカは大きな声で後ろ姿に叫び、ふうと息を吐く。

「よっしゃ――!張り切って行くわよ――!」

 マイカは勇ましくガッツポーズをして賑わう休日の街中へと消えていった。


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