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eyes to me~ 私を見て
第13章 闘志を燃やす騎士(しょうた)
その時、舞台裏に美名とあの男が来ているのに翔大は気付いた。
志村はふたりを手招きする。
美名はおずおずと歩いて来た。
高い位置で結わえた長い髪がゆらゆら揺れ、ドレスから伸びたしなやかな足がまぶしい。
由清は目が点になり、真理は口笛を吹いた。
翔大も思わず見とれて居ると、志村が美名の手を取って言った。
「この子をDream adventureからデビューさせるの。
貴方達は、まずはこの歌姫のバックバンドをやって貰うわ」
「えっ……」
美名は目を見開いた。
側に居る男も口を開く。
「志村さん……それは」
「綾波君。貴方の考えもあるかも知れないけど、プロデューサーは私よ。私のやり方でやるわよ」
男は押し黙った。
(そうか、あの男は綾波というのか)
翔大は密かに思った。
志村はふたりを手招きする。
美名はおずおずと歩いて来た。
高い位置で結わえた長い髪がゆらゆら揺れ、ドレスから伸びたしなやかな足がまぶしい。
由清は目が点になり、真理は口笛を吹いた。
翔大も思わず見とれて居ると、志村が美名の手を取って言った。
「この子をDream adventureからデビューさせるの。
貴方達は、まずはこの歌姫のバックバンドをやって貰うわ」
「えっ……」
美名は目を見開いた。
側に居る男も口を開く。
「志村さん……それは」
「綾波君。貴方の考えもあるかも知れないけど、プロデューサーは私よ。私のやり方でやるわよ」
男は押し黙った。
(そうか、あの男は綾波というのか)
翔大は密かに思った。