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eyes to me~ 私を見て
第63章 片恋の終わり

スキャンダルの記事の質問をする者も居た。
ライヴでラブバラードを歌った後で、若い女性が
「恋人さんの事を思って歌っていますか?」
と聞いてきた。
何処からかからかうような声が飛ぶ。
「あの、母親に手を出したマネージャーだろ~?」
周りはざわついた。真理がカッとなり拳を固めて凄むと由清と志村が止める。
美名は少し考えて、静かに答えた。
「ラブソングに限らず、経験や、思った事を言葉にする事が多いです。
でも、聞いてくれた方達が、ご自身の受け止め方で感じてくれるのが一番だと思ってます……それと……彼……の事ですが……」
一旦区切り、深呼吸する美名に注目が集まる。
(答える必要はない)
と、志村は首を振る。
美名は、志村に微笑み、きっぱりと言った。
「私は……彼を信じています。過去に何があったとしても……これからも……」
ライヴでラブバラードを歌った後で、若い女性が
「恋人さんの事を思って歌っていますか?」
と聞いてきた。
何処からかからかうような声が飛ぶ。
「あの、母親に手を出したマネージャーだろ~?」
周りはざわついた。真理がカッとなり拳を固めて凄むと由清と志村が止める。
美名は少し考えて、静かに答えた。
「ラブソングに限らず、経験や、思った事を言葉にする事が多いです。
でも、聞いてくれた方達が、ご自身の受け止め方で感じてくれるのが一番だと思ってます……それと……彼……の事ですが……」
一旦区切り、深呼吸する美名に注目が集まる。
(答える必要はない)
と、志村は首を振る。
美名は、志村に微笑み、きっぱりと言った。
「私は……彼を信じています。過去に何があったとしても……これからも……」

