この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
eyes to me~ 私を見て
第64章 獣と獣の対決
「証拠も無しに……ですか?ならば、これはどうでしょうね……」

 綾波は、胸のポケットから封筒を取り出しテーブルに置いた。

 増本は、乱れる呼吸を宥めようと胸に手を宛て、何度も頷いている。

 その様子は、奇妙としか言いようがなかった。

 増本は綾波を睨みながら封筒を手に取り、中身を指で引き抜く。広げた瞬間絶句した。

「ご存知かと思いますが……我々は、何者かに心無い嫌がらせを受けております。一連の嫌がらせのひとつが脅迫のファックです」

 綾波の声が、この場に似つかわしくないほど耳障りが良い。

 増本は唇が真っ白くなる程に噛み締めた。やがて血が滲み始める。その手に握られているのは、コンビニのファックスの機械の前に立ち、操作している増本に良く似た男が映る白黒の写真だった。

/1955ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ