この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
eyes to me~ 私を見て
第32章 新しい恋と、忘れられない恋と



 一同が東京へ到着したのは夕方だった。
 志村は仕事へ、由清はホストクラブへ最後の出勤をしに、桃子は三広のマンションに泊まると言って行ってしまった。
 そして今、美名のアパートで、真理は所在なげに大きな身体でちんまり正座している。 美名がシャワーを浴びる音を聞きながらテレビを見ていたが、勿論内容などさっばり頭に入ってこない。
 真理はバスの中での出来事を思い出していた。


**


 桃子が真理にメールを打ってきた。

『お姉ちゃんが寂しがるだろうから今夜は一緒にいてあげてよね!頼むわよ?』
『頼む、て言われても……美名が何て言うか(;´д`)』
『何よその弱気な顔文字は!
 ゴツい癖に似合わないっつーの!
 あんたお姉ちゃんの彼氏になったんでしょ?
 グイグイ行きなさいよ!
 ボヤボヤしてたら翔大さんに取られるからね!』
「う……」

 真理は思わず呻く。

「どうしたの?」

 美名が鈴を転がす様な声で聞いてくる。
 真理はその長い髪を弄びながら、美名にどうやって切り出そうか頭をフル回転させる。



/1955ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ