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第39章 騎士の仕掛けた罠

｢んんっ……｣

　聖恵の蕾がギュッと獣を千切る寸前までしめ付けると、翔大が顔を歪めた。

｢……聖恵っ｣
｢ああっ｣

　翔大は腰を強く掴むと、堰を切った様に聖恵の身体を揺さぶり、快感に呻く。

｢……君は……最高だ……っ……うっ｣
｢あ……あああっ……う……うれし……んんっ｣

　激しく突かれながら口付けされて、喘ぎ声は呑み込まれる。
　翔大は唇を離すと、ゆっくりと動きを緩めて聖恵の目を見つめた。

｢今やってみせた事を……綾波にもするんだよ……｣
｢…………！｣

　聖恵が絶句すると、翔大はまた動きを激しくする。
　残酷な刃で切り裂かれた心をどうする事も出来ずに、聖恵はただ翔大に打ち付けられるまま声を上げた。