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eyes to me~ 私を見て
第44章 デビュー前夜



 美名は、事件の当日と翌日は泣いてばかりだった。だが、周囲に心配掛けてはいけないと強く思ったのか、それからは一切人前で涙を見せていない。

『自分が泣いていても、剛さんは良くならないわ……今はプリキーを頑張らなくちゃ』

 と、仕事を懸命にこなしていて、その健気さは痛々しくもあった。
 仕事の合間に病院に行って綾波の様子を医師に聞いてはいたが、

『手術で出来る事はすべてやりました。
 あとはご本人の生命力です。
 何があるかわからない、としか今は言えません』

 と、毎日同じ言葉を言われる。
 その度に美名はうちひしがれるのだが、涙を懸命に堪えて気丈に振る舞っていた。



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