この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
eyes to me~ 私を見て
第44章 デビュー前夜



 真理は、美名に向き直り、肩にそっと手を置いて真っ直ぐに見つめた。

「歌手ってのは……音楽家ってのは、音楽だけを届けてるんじゃないんだよ。
 自分の知らない処で、誰かが夢や勇気を受け取ってるんだ。
 ……美名も、もうそういう力を持っているんだ……さっきの子供達の顔……見ただろう?
 美名の歌は、特別なんだよ……」
「真理く……」
「綾波の事で……何があっても……
 頼むから……バカな事だけはしないでくれよ!」

 真理は、振り絞る様に言うと、美名をきつく抱きしめた。

「真理君……っ……私」

 美名の目から涙が溢れる。

「大丈夫……大丈夫だ!何があっても……
 もし……何かあったとしても……皆が……俺が……居る……」
「ま……ことく」

 真理の力強い腕に抱きしめられながら、美名はいつしか腕を背中に回していた。



/1955ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ