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深海のパンツァー
第11章 9-ジャスティス改の咆哮
「メテオ発射管が一基では流石に国を相手に戦えまい」
二川が紫苑を見る。
かつてオリジナルのジャスティスが魔王によって奪われたとき、ジャスティス一隻で天津帝国は脅迫されたのだ。
さらにそのジャスティスは被弾し、その能力が100%ではなかったこともジャスティスが戦闘艦としての最高峰であったかを物語る。
「……これこそ私が求めていた戦闘艦だ!」
紫苑は振り返って、二川や供に連れた親衛隊に向け拳を突き出した。
「ロージア連邦国にはイヴァリス王国と潰しあってもらう予定だ。
だが、先に天津に矛先を向けてきた以上……防衛処置だけは示しておかないとな」
天津帝国は同盟国イヴァリスとも戦う計画がある。
対してロージアの敵はこの世界である。
敵国同士潰しあわせるためにも天津の海域の防衛は鉄壁にせねばならない。
「目標……深海のパンツァー」
紫苑はもう一度ジャスティス改に振り向いた。
二川が紫苑を見る。
かつてオリジナルのジャスティスが魔王によって奪われたとき、ジャスティス一隻で天津帝国は脅迫されたのだ。
さらにそのジャスティスは被弾し、その能力が100%ではなかったこともジャスティスが戦闘艦としての最高峰であったかを物語る。
「……これこそ私が求めていた戦闘艦だ!」
紫苑は振り返って、二川や供に連れた親衛隊に向け拳を突き出した。
「ロージア連邦国にはイヴァリス王国と潰しあってもらう予定だ。
だが、先に天津に矛先を向けてきた以上……防衛処置だけは示しておかないとな」
天津帝国は同盟国イヴァリスとも戦う計画がある。
対してロージアの敵はこの世界である。
敵国同士潰しあわせるためにも天津の海域の防衛は鉄壁にせねばならない。
「目標……深海のパンツァー」
紫苑はもう一度ジャスティス改に振り向いた。