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第8章 抑えられない気持ち。

心和side

囁かれた方の耳が焼け付くように熱を帯びていく。



家に着く前は右京さんと会うのが嫌だったのに。


いざ…久しぶりに顔を合わせるってなった途端、意外にも落ち着いている自分がいた。


抱きしめられても、拒絶と言う言葉すら頭に思い浮かばなかった。


１ヶ月距離を置いただけでこんなにも違うんだ。