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曖昧☆Bboys
第10章 崩れたルージュ
「し、してないよっ」


あの日の事がまたもや思い出され身体が熱くなった。


「なら、俺も横になろう」


いきなり私の横に寝転ぶから心臓がバクバクと鳴り出した。


「倒れた女性に手は出さないから安心しな」


と言うくせに私をひじを付いて横からそっと見つめている。


手を出すとかじゃなくその優しさが私をドキドキとさせているのだ。

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