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曖昧☆Bboys
第12章 揺れる恋心
「ねえ美咲ちゃん、腹減っちゃった」


「ええっ、帰っても何もないよ」


「久しぶりにラーメン食べて行こう」


「ラーメン?」


「うん、俺達が初めて一緒に食べたラーメン」


「…うん、たまには食べようか」


彰吾は私の気持ちが離れているのを無意識に引き留めているのだろうか?


熱いラーメンの味はあの時と変わらず美味しく、私達のあの日をあの日の気持ちを思い出させるようだった。


そして、私の心はいったいどこにあるのか分からないまま、しとしとと降る雨の中、アパートに二人して帰った。



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