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曖昧☆Bboys
第2章 彰吾と私の今
「美咲ちゃん、腹減った。夕飯なに?」
「彰吾バイト行かなかったの?」
「あ~今日さ、なんか気分じゃなくてさ」
毎度の事で言い返す気力もない。
「あっそ、じゃあご飯くらい炊いといてよ」
「あ~ごめん、忘れてた」
「私、これからバイトだから、ご飯ないならそうめんねっ」
「えー、またあ?カレーライスがいい」
「ワガママ言わないっ!時間ナシ!」
「ちぇっ、明日はカレーにしてよ」
「ハイハイ」
なんだ?この会話、親子かよ…
とか思いつつも、私は急いで鍋に湯を沸かした。