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曖昧☆Bboys
第21章 衝突
カチっと時計の針が0時1分になる。
胸の中にあった期待が一気に失せた。
「はあ…」
どうせ、バンドのみんなと打ち上げだろう。
私はチキンにラップし、冷蔵庫に閉まおうと冷蔵庫を開ける。
箱ごと入っているクリスマスケーキが邪魔だった。
チキンとケーキを入れ替えて、両手で持っていたクリスマスケーキを食べようか悩んだ。
一人で食べたって美味しくない。
急に悲しくなって、涙がポタリとケーキの箱を濡らした。
すると涙はどんどん出てきて、箱を叩いた。