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曖昧☆Bboys
第26章 すれ違いなハート
仕事前の短い彰吾とのやり取りだった。


「ねえ、彰吾、今夜は居酒屋のバイトないからハンバーグにするよ」


「あ、ごめん...俺夕飯いらないや」


「なんで?」


「うん、新しく組む奴と打ち合わせ」


「ふ~ん。バンド作るの?」


「まあ、そんなとこかな」


彰吾は言葉を濁して適当に応える。


それがしゃくに障るし、寂しくも感じる。


今年に入ってずっとこんな調子だ...


そんな私を気も留めず、彰吾はさっさと家を出て行った。



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