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曖昧☆Bboys
第28章 君の事
カウンターの中央にはカエが座っていた。
女とは一度寝ると自分は特別と言わんばかりに親しげにしてくる。
でもカエにはそれがなかった。
まるであの日の事は記憶から切り取ったように純粋に酒だけを楽しんでいた。
それは俺にとっても好都合で御遊びのセックスと割り切ることができ、責任を感じることもなかった。
「霧人さんも飲もうよ~」
亜紀ちゃんが気を遣って俺に酒を勧めてくれた。
「ありがとう~じゃあ、お言葉に甘えて、一杯いただきます」
笑顔で礼を述べ、いつものバーボンロックを作りだす。
コンコンとアイスピックでロックアイスを作ってグラスに入れる。
琥珀色の液体を注ぐとロックアイスがみるみる滑らかになった。
女とは一度寝ると自分は特別と言わんばかりに親しげにしてくる。
でもカエにはそれがなかった。
まるであの日の事は記憶から切り取ったように純粋に酒だけを楽しんでいた。
それは俺にとっても好都合で御遊びのセックスと割り切ることができ、責任を感じることもなかった。
「霧人さんも飲もうよ~」
亜紀ちゃんが気を遣って俺に酒を勧めてくれた。
「ありがとう~じゃあ、お言葉に甘えて、一杯いただきます」
笑顔で礼を述べ、いつものバーボンロックを作りだす。
コンコンとアイスピックでロックアイスを作ってグラスに入れる。
琥珀色の液体を注ぐとロックアイスがみるみる滑らかになった。