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曖昧☆Bboys
第28章 君の事
傷ついた掌を水で流すと俺の血がどんどん流されていく。


「霧人さん、大丈夫?」


「大丈夫っすか?」


亜紀ちゃんも智也さんも怪我に気づいて、心配そうにカウンターの中のシンクを覗き込む。


「ああ...大丈夫。傷は浅いから」


今、掌の傷より胸の痛みの方が数段痛く深い。


それに気づいてるのは目の前のカエだけだった。







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