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第30章 ビミョーな二人

「しかし、あれよね、美咲もよく続いてるよ。感心するわ。
私なら絶対無理！だって私らもう三十路よっ！将来見えない男と付き合ってる場合じゃないでしょ」


「はあ？不倫してたくせによくいうわ」


「まあ、そうなんだけどね～だからやめたじゃん！はははは....」


亜紀はいつものように豪快に笑ってみせたが、少しの哀しさも入り混じり切なく感じた。


「ああ～っ、恋愛なんてめんどくさ～い」


「はは、ホントだ」


私も最近心底感じている。