この作品は18歳未満閲覧禁止です
曖昧☆Bboys
第31章 愛に甘えて
浅い眠りから覚めると、美咲は照れ臭そうに笑った。
「寝ちゃった」
「俺も少し寝たよ」
美咲は微笑んで擦り寄ってきた。
まるで猫のようだ。
俺はそのやせっぽちな猫を抱き締め、優しく撫でる。
うっとりと満足そうな表情に俺も満足する。
「今夜はこれからセカンド?」
「いや、今夜はちょっと用事がある」
「そっか」
美咲は俺に興味がないのかそれ以上聞いてこない。
美咲から離れうつぶせになる。
サイドボードに手を伸ばし、煙草を一本出し火を付けた。